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リノベ済み物件とフルリノベ、どっちを選ぶべき?

― コスト・自由度・安心感を比較してわかる、あなたに合う選択肢


「リノベ済み物件って手軽そうだけど、自分好みにできるの?」
「フルリノベって自由だけど、手間がかかりそう…」
「結局、どっちがいいのか分からない!」

中古住宅を検討していると、必ず出てくるのが「リノベ済み物件」と「フルリノベ(購入+リノベ)」の選択肢。
どちらも魅力的ですが、ライフスタイルや価値観によって向き・不向きが分かれるのが実情です。

この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合った選び方のヒントをお届けします。


まずは定義を整理しよう

リノベ済み物件とは?

不動産会社やリノベ会社が、すでにリノベーションを終えた状態で販売している中古住宅のこと。
内装や設備が新しくなっており、購入後すぐに入居できます。


フルリノベ(購入+リノベ)とは?

中古住宅を購入し、自分たちの希望に合わせてゼロからリノベーションを行うスタイル
設計・素材・間取りなどを自由に決められます。


比較①|コストと予算の考え方

項目リノベ済み物件フルリノベ
初期費用明確で予算が立てやすい物件+リノベ費用で変動あり
総額の目安2,500万〜3,500万円前後2,000万〜4,000万円(内容による)
価格交渉難しいことが多い物件・工事費ともに交渉余地あり

→ リノベ済みは“完成品”なので価格が明確。
フルリノベは予算管理が必要だが、調整の自由度が高いのが特徴です。


比較②|自由度とデザイン性

項目リノベ済み物件フルリノベ
間取りの自由度低い(変更不可)高い(ゼロから設計可能)
デザインの自由度限定的完全自由(素材・色・設備も選べる)
こだわりの反映難しい可能(ライフスタイルに合わせて設計)

→ フルリノベは、自分らしい暮らしを形にしたい人に最適
一方、リノベ済みは「こだわりより手軽さ重視」の方に向いています。


比較③|手間とスケジュール

項目リノベ済み物件フルリノベ
入居までの期間短い(契約後すぐ)長い(3〜6か月程度)
手続きの手間少ない多い(設計・打ち合わせ・工事)
進行管理不要自分で進める or リノベ会社と連携

→ 忙しい方や、すぐに住みたい方にはリノベ済みがスムーズ
一方、フルリノベは手間をかける分、満足度が高くなる傾向があります。


比較④|安心感と品質

項目リノベ済み物件フルリノベ
工事の品質施工会社による(確認しづらい)自分で選べる(透明性が高い)
保証・アフターサービス会社によって異なる契約内容に応じて柔軟に設定可能
中古住宅の状態把握難しいこともインスペクションで事前確認しやすい

→ フルリノベは、自分で施工内容を把握できる安心感があります。
リノベ済みは、施工履歴や保証内容をしっかり確認することが重要です。


こんな人におすすめ!

リノベ済み物件が向いている人

  • すぐに入居したい
  • 手間をかけずにリノベ済みの空間に住みたい
  • デザインや間取りに強いこだわりはない
  • 予算が明確で、追加費用を抑えたい

フルリノベが向いている人

  • 自分のライフスタイルに合った間取りをつくりたい
  • 素材や設備にこだわりたい
  • 家族構成や将来の変化に合わせて柔軟に設計したい
  • 手間をかけてでも、理想の住まいを実現したい

実例紹介|それぞれの選択と暮らしの満足度

事例①:リノベ済み物件で“時短入居”を実現

  • 転勤に伴い、築浅のリノベ済みマンションを購入
  • 内装や設備が一新されており、契約から1か月で入居
  • 立地と価格のバランスが良く、満足度も高い

→ 「こだわりよりもスピード重視だったので、リノベ済みで正解だった」との声。


事例②:フルリノベで“家族の暮らしにフィットする家”を実現

  • 築35年の戸建てを購入し、家族4人の暮らしに合わせてフルリノベ
  • 回遊動線・ファミリークローゼット・在宅ワークスペースを設計
  • 無垢材や漆喰など、自然素材にもこだわった

→ 「手間はかかったけど、家族全員が心からくつろげる家になった」と満足の声。


まとめ:あなたの“暮らし方”に合う選択を

リノベ済み物件とフルリノベ、どちらが優れているということはありません。
大切なのは、自分たちの暮らし方・価値観・ライフステージに合っているかどうか

  • 手軽さとスピードを重視するなら「リノベ済み」
  • 自由度とこだわりを大切にしたいなら「フルリノベ」

中古住宅という選択肢には、多様なスタイルがあるからこそ、自分に合った“ちょうどいい”を見つけることができます