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【貯蓄ゼロからのスタート?】見えない初期費用と未来の維持費まで織り込む「住宅のトータルコスト」セミナー

開催日: 2025年11月8日(土) 時間: 10:00~12:00 場所: オンライン 定員: 10名 参加費: 無料
受付状況: 受付中

なぜ多くの人が「住宅購入後に後悔」するのか

住宅のチラシやウェブサイトで目にするのは、**「物件価格」と「月々の住宅ローン返済額」**だけです。しかし、実際に家を購入する際にかかる費用は、その2つだけでは収まりません。

多くの方が、以下のような「見えないお金」を見落としています。

  • 初期費用の罠: 物件価格以外に、数百万円にもなる**「諸費用」**を考慮していなかった。
  • 維持費用の罠: ローン返済以外に、将来の**「修繕費」や毎年の「税金」**の負担を過小評価していた。

その結果、「物件価格は予算内だったはずなのに、いざ契約となると現金が足りない」「月々の返済は楽勝だと思ったのに、固定資産税や修繕積立金を入れるとカツカツだ」という**「資金ショート」**が発生し、住宅購入後すぐに家計が苦しくなってしまいます。

本セミナーは、物件価格から目を離し、「あなたの家計の全貌」から逆算する考え方を身につけるためのものです。購入時から売却時まで、家にかかるトータルコストを正確に把握し、**「家計にゆとりを生むための賢い予算の組み方」**を習得していただきます。

1.購入時に発生する「隠れた初期費用(諸費用)」を徹底解剖

「頭金ゼロでもOK」という謳い文句を鵜呑みにしてはいけません。住宅購入時の諸費用は、物件価格の8%〜15%にも上り、原則現金での支払いが必要です。

諸費用の内訳(見落としやすいもの)

  1. ローン関連費用:
    • 事務手数料: 金融機関に支払う手数料。数万円〜数十万円。
    • 保証料: 保証会社に支払う費用。
    • 団体信用生命保険料(団信): ローン金利に上乗せされるケースが多いが、別払いになることも。
  2. 税金・登記関連費用:
    • 印紙税: 売買契約書や金銭消費貸借契約書に貼付。
    • 登録免許税: 土地・建物に抵当権を設定するための費用。
    • 不動産取得税: (購入後にかかるが、初期費用として準備が必要)
  3. その他費用:
    • 仲介手数料: 不動産会社に支払う手数料。(物件価格の3%+6万円+消費税が上限)
    • 火災保険料・地震保険料: 最低でも10年分を一括で支払うケースが多い。
    • 引っ越し費用: 見積もりを早めに取り、予算に組み込む。

【ポイント】

これらの諸費用を支払った後に、手元に**「生活予備資金(生活費の6ヶ月分)」**が残るように、自己資金の配分を考えることが重要です。

2.購入後に発生する「長期的な維持費」の計画

住宅ローン返済が始まると同時に、以下の**「ランニングコスト」**が家計にのしかかってきます。これらを考慮しないと、月々の返済額が低く見えても、実質の住居費は高くなります。

毎年の支出(必須の固定費)

  • 固定資産税・都市計画税: 毎年1回支払う税金。特に新築当初の軽減措置が終了した後、税額が大きく跳ね上がることに注意が必要です。
  • 火災保険・地震保険: 更新時の費用を毎年均等に積み立てておくべきです。

将来の大きな支出(修繕・リフォーム費用)

  • 一戸建ての場合:
    • 外壁塗装・屋根葺き替え: 築10年〜15年で数百万円単位の出費が必要です。
    • 給湯器・設備交換: 築10年〜15年で数十万円の交換費用が発生します。
    • これらの費用は、毎月数万円を積み立てておくことが鉄則です。
  • マンションの場合:
    • 管理費・修繕積立金: 毎月支払う費用。特に修繕積立金は築年数に応じて増額していくことが一般的です。管理組合の計画を事前に確認することが重要です。

3.トータルコストから逆算する「賢い予算の組み方」

無理のない住宅予算を組む唯一の方法は、**「住宅ローン返済額」「購入後の維持管理費」を足した「実質の住居費」が、「手取り月収の25%以内」**に収まるように設計することです。

【逆算思考のステップ】

  1. 将来の維持費を明確にする: 戸建なら月々2〜3万円、マンションなら管理費・修繕積立金の将来的な増額分も含めて、**「毎月の維持費の目安」**を算出する。
  2. 住居費の安全ラインを設定: 「手取り月収 × 25%」から、手順1の**「毎月の維持費」を引いた額が、「無理なく返せる住宅ローン返済の上限額」**です。
  3. 借入可能額の上限を確定: この上限額から、逆算して**「借りていい住宅ローンの総額」**を把握し、そこから物件の総予算を確定します。

**見えない費用にこそ、未来の安心が隠れています。**初期費用と維持費の全てを予算に織り込み、住宅購入後も家族が豊かに暮らせる、本物の資金計画を立てましょう。

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